腰にさげる提物(さげもの)の紐(ひも)の先端につけて帯にとめる小工芸品。帯車(おびぐるま)、帯挟(はさみ)、懸垂(けんすい)、墜子(ついし)ともいう。印籠(いんろう)、巾着(きんちゃく)、たばこ入れなどを腰にさげて携帯することは近世以降の流行であるが、提物を帯にとめるにあたって、根付に相当するものが初期の段階から用いられたかどうかは明らかではない。根付の前身とみられるものは金属製の細い環形で、これに帯を通し、提物を結んで垂れた。